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- MPS
独自の農薬使用基準を持ち、目標値に対する達成度を評価するシステムです。
- IPM(Integrated Pest Management)
農薬だけに頼らず、耕種的、生物的、化学的、物理的な防除法をうまく組合せ、経済的被害を生じるレベル以下に害虫個体群を減少させ、かつその低いレベルを持続させるための害虫個体群管理の総合防除システムのことです。
- エコファーマー
平成11年に制定された「持続性の高い農業生産方式の促進に関する法律(持続農業法)」に基づき各県で基準を設けて環境にやさしい農業を推進するための認証制度です。2005年3月現在で全国に75,699人のエコファーマー認定者がいるが、作物別内訳では花き生産者は0.3%(227人)です。
- JAS
農林水産大臣が農産物の種類を定めて指定する規格で、飲料・油脂・林産物・畳表・生糸が対象で花きは対象外となっています。
- コーデックス
コーデックス委員会は、消費者の健康の保護、食品の公正な貿易の確保等を目的として、1962年にFAO及びWHOにより設置された国際的な政府間機関であり、国際食品規格(コーデックス規格)の作成等を行っています(我が国は1966年より参加)。花きは対象に入っていません。
MPSは生産と流通を統合した花き産業環境認証です。これまで取り組まれてきたIPMやエコファーマーは生産業界に限られていたため、流通業界や消費者への浸透が少なく、生産者にのみ大きな負荷を掛けてきた傾向があります。MPSは生産者の取り組みを流通業界も含めて評価する認証ですので、生産者の環境対策に対する意識が一層高まると考えられます。 |