
■MPS-Florimark Trade 花き流通総合認証
Florimark GTP
(Good Trade Practice)
流通工程管理認証 |
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品質管理におけるトレーサビリティに加え、流通過程の環境への配慮や工程管理における取組みを認証 |
Florimark GTPとは、Florimark Trace Certに含まれる要求項目を全て含む、上位認証の位置づけとなります。仲卸や加工業者、輸出入業者など、花き流通に関わる企業の品質管理やトレーサビリティー、環境への配慮や工程管理における取組みに対する認証です。具体的には、下記リストの項目が含まれています。
■Florimark GTP認証において遵守すべき要求項目
- 鮮度管理
- 受入れ検査
- 保管管理
- 在庫管理
- トレーサビリティー
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Florimark Trace Certの要求項目 |

- 製品の品質管理事項
- 鮮度管理
- 品質規格
- 物流
- プロセスマネージメント
- 中間品質検査
- 加工と処理
- 出荷
- 輸送
- サプライチェーンにおける協力体制
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- 生産者との情報交換
- 苦情処理
- 顧客満足度調査
- 社会組織、倫理、環境
- 従業員規定、トレーニング
- 衛生、安全管理
- 雇用の職務責任・権限と条件
- 改善マネンジメント
- 文書管理と保管
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認証を取得するためには、認証規格にもとづき上記リストの各工程を文書化(品質マニュアルの作成)し、認証審査を受けます。認証審査では、作成した品質マニュアルがMPSの定める要求項目の規定を満たしているかどうかが審査されます。その結果、規定を満たしている場合には、認証が発行されます。満たしていない部分がある場合でも、一定の期間(3ヵ月)以内に是正措置をとることができれば、認証を取得することができます。
つまり、認証を取得するためには、リストにあげた各要求項目について
『→各作業の洗い出し→見直し→基準化→文書化(品質マニュアル化)→記録→教育(周知徹底)→監査(見直し)→』
といったプロセスを経ることとなり、この過程こそが品質管理やトレーサビリティーの向上、コスト削減、業務の効率化などへつながるのです。
さらに、認証取得後も定期審査が毎年行われるため、継続的な取組みを求められるのです。
Florimark GTPを取得した企業とは、こうした一連の作業を経たうえで、第三者機関(MPS)の定めた規格を満たした工程管理が行われている企業であることを意味します。
■審査
審査には次の3つがあります。
- 1.認証審査(企業インタビュー、会社所在地での視察、記録と管理の詳細評価、製品の評価)
- 2.定期審査(認証取得者の品質および製品が必要条件を引き続き満たしているかの確認。1年に最低1回行う。)
- 3.テーマ調査(テーマを設定した調査を、定期審査の一環として行う。)
■MPS-Florimark Trade 認証の流れ
それぞれの認証規格が要求する事項を満たすことにより、認証が得られます。
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